つくだ煮の製造工程

松下食品のつくだ煮ができるまで

愛知県東三河は、醤油の製造、水飴生産が盛んで、あさり、小魚のつくだ煮生産者が集積する一大地域です。
松下食品のつくだ煮は、水揚げ後、新鮮な内に凍結した冷凍原料を、下処理・乾燥・焙焼・炊き上げまで一貫生産することにより、
柔らかく、また原料本来の味やうまみを生かした製法で製造しております。
いわし原料の解凍から煮込みまでの工程を迅速に行うことにより、素材本来の旨みと新鮮さを最大限に生かすよう、工夫しています。
先代から引き継いだ製法は、大切に守り、且つ、いわしのサイズ、脂の乗りや天候を観て、乾燥、焙焼や調味を加減するのが職人の腕の見せどころです。

  • 【1】新鮮ないわしを収穫

    三河の海が育んだ新鮮ないわし漁船が港へ到着します。

    【1】新鮮ないわしを収穫
  • 【2】水揚げ

    水揚げされたいわしは、新鮮な間に漁業者から松下食品工場まで運ばれます。
    鮮度の良い原料から美味しいつくだ煮ができます。

    【2】水揚げ
    【2】水揚げ
  • 【3】冷凍保管

    工場へ運ばれてきたいわしは、冷凍庫で保管されます。

    【3】冷凍保管
  • 【4】解凍・選別・下処理

    加工日前日より9℃~10℃で8~9時間解凍します。
    解凍されたいわしは、冷水で洗浄します。
    洗浄されたいわしは下処理が行われ、さらに清水で二次洗浄を行います。

    【4】解凍・選別・下処理
  • 【5】乾燥

    乾燥網に整列し、乾燥機にかけます。

    【5】乾燥
  • 【6】焼き上げ

    表面が乾いたら、ガスバーナーで両面焼き上げます。
    いわしのサイズや脂の乗り、天候などを観て、職人が焼き加減を調整していきます。

    【6】焼き上げ
  • 【7】炊き上げ

    焼き上がったいわしを一旦ボイルして余分な脂を落とし、調味液で煮ます。
    三河産「本醸造しょうゆ」と「上白糖」を加えた特性のたれで「焼きいわし」を小釜でじっくり煮込み、一晩寝かして冷却します。
    香ばしく、まろやかになった煮熟液を味付けの際に加えることにより、当社独自のコクが加わり、まろやかな味わいのつくだ煮に仕上がります。
    炊き上げた液で一晩液漬けして、冷却します。

    【7】炊き上げ
  • 【8】計量

    翌日、釜揚げして計量します。

    【8】計量
  • 【9】殺菌

    熱湯で殺菌を行います。

    【9】殺菌
  • 【10】金属検査

    金属検出器を通し、梱包前に金属検査をします。
    食品の中に混入した金属異物を高感度で検出することで、安心安全なつくだ煮をお届けできます。

    【10】金属検査
  • 【11】包装・出荷

    トレー包装または真空パック包装し、出荷します。

    【11】包装・出荷